2009年7月7日火曜日

米海軍横須賀基地

米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)でアスベスト(石綿)を吸い、悪性胸膜中皮腫になったとして、基地に勤務していた横須賀市池上、対間(たいま)均さん(当時51歳)の遺族が、法的な雇用主である国に対し損害賠償を求めた訴訟の判決が6日、横浜地裁横須賀支部であった。


 栄春彦裁判長は「基地では十分な石綿の安全対策が取られておらず、責任は国が負うべきだ」と述べ、国に7684万円の賠償を命じた。

 在日米軍の現役従業員が提訴した石綿被害訴訟の判決は初めて。対間さんは在職中の2007年5月に提訴したが、10日後に死亡。妻美枝子さん(53)らが訴訟を引き継いでいた。

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